教えていただきました「ブラックペッパーの嚥下機能改善」

こんばんは。

今週水曜日の病院では、また新しいアロマセラピーの試みがされていました。
嚥下学会(正しい名称は違うかも)で、「ブラックペッパー」の香りが、嚥下障害を
改善するとの発表がされたとのこと。
嚥下作用とは、食べ物を飲み込む反射機能ですね。
それで、ブラックペッパーの香りが塗布されたシール状のものが商品化されて
いるらしく、そのサンプルを看護師さんがお持ちで、ある患者様に試していらっしゃい
ました。そのシールに効果があれば、ブラックペッパーの精油を購入して独自に
利用してみたいとのことでした。

家に帰ってきて、「ブラックペッパー 嚥下」と検索すると、2年まえに東北大学で
研究・発表されていて、記事がいくつか出てきました。
2006年の薬事日報と朝日新聞から~
「<コショウが嚥下反射を改善、誤嚥予防に有用>
 調剤薬局チェーンのオオノ(代表取締役社長大野武氏)と東北大学の研究チームは、黒胡椒精油由来の「喉下障害改善剤」について特許登録を終え、製品開発を進めている。東北大学医学部の海老原孝枝氏らが中心になって、黒胡椒の嚥下能力に及ぼす作用について研究してきたもので、黒胡椒精油を毎食前に嗅ぐことによって、嚥下能力の改善が図られるとの研究結果が得られている。 海老原氏らの研究によると、胡椒の香りを嗅ぐと反射的に唾液が分泌されるだけでなく、嚥下に関係する脳の特定領域の血流が増加することが分かった。高齢者では細菌性肺炎ばかりでなく、誤嚥性肺炎もかなり多くを占めている。特に、脳血管障害など基礎疾患を抱えているケースでは、誤嚥の予防が重要。食品として使用されている胡椒で予防できれば意義は大きい。研究成果は、近く「アメリカ老人医学会誌」に掲載される。
 海老原民らは、黒胡椒精油の嚥下能力改善作用が、唾液分泌ばかりでなく、嚥下に関係する脳の領域にも作用しているのではないかとの仮説を立て、脳血流の検査を行った。その結果、嚥下に関係する脳領域の血流量が増えていることが確認された。
 研究は東北大学医学部老年内科が中心になり、入所者の半数以上が脳血管障害などにより、嚥下能力低下が認められている宮城県内の老人保健施設で行われた。平均年齢85歳の男女入居者105人を二つのグループに分け、それぞれ1カ月間、毎食前に黒胡椒精油、ラベンダー精油、水の臭いを嗅いでもらい、食べ物を口に入れてから、嚥下反射が起こるまでの時間を調べた。その結果、実験前は平均15~17秒だったものが、黒胡椒精油のグループは平均約4秒と大幅に改善されることが見出されたという。
 共同研究を行ってきたオオノでは、黒胡椒精油由来の嚥下障害改善剤としての特許登録を、今年1月27日に終えている。特許権者は東北テクノアーチとオオノ。特許登録されたのは、「ブラックペッパー精油の有効成分を経鼻吸入形態にて適用される嚥下障害改善剤」で、製品については現在開発中としている。」
「神経の「サブスタンスP」と呼ばれる物質が少なくなると嚥下反射が低下すること、神経にあるカプサイシン(トウガラシの辛味成分)の受容体を刺激すると嚥下が改善することを確かめており、においの強い黒コショウによる改善効果を調べた。 海老原さんは「コショウのにおいが脳に作用し、サブスタンスPが増えたのではないか」とみている。」

2年前に開発中だった改善剤が商品化されてそれをスタッフの方は先日お持ちだったのでしょうか。

料理で使う黒コショウと同様、精油も、「健胃作用」「消化促進作用」などの特性があり、上のような作用に関連を感じますが、アロマトリートメントで使うときは、温める作用があることから、身体的にでしたら、筋肉をほぐすということに使ったり、意外にも柑橘系の精油に含まれるリモネンという成分が多くフレッシュでかつスパイシーな香りということから、精神的な疲労などに使用したりします。
上記のような効果は、やはり医療の専門分野の研究からわかることですね。
薬じゃなくて、黒コショウのそれも香りかぐだけいいのだから安心して使えていいですね。

患者さまの胸のあたりにシールが張られていましたが、効果を次回お聞きするのが楽しみです。
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by aroma_amitie | 2008-10-11 00:00 | セラピストの活動
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