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自分の基準はひとにはあてはまらない・・と思い知る

「いのちの声を聞く自己尊重トレーニング」というプログラムをつくり、
子供たち、子育てのお母さん、多くの女性・・・たくさんの人を指導し
伝えている、手塚千砂子先生の「ココロとカラダのセラピーブック」と
いう本が気になって取り寄せしました。
それから、そのワークがとてもいいなぁと思ったので、ワークショップ
にも参加しました。

ワークショップでのこと。

手塚先生のワーク、自分自身が自宅で実践していくことそのものは、
とーってもやさしいことなのですが、(誰でもできて、効果抜群を意図されて
作られたプログラムなのです。)ワークショップでの態度は結構厳しいのです。
やさしいワークの奥にある意図を深く自分に落とし込むのと、一人でも、
しっかり自分を見つめる作業が続けられるように指導してくださるから。
ワークショップの集まりはコミュニケーションの場ではなくて、自分自身を
見つめるためなのです。

それで、例えば、瞑想をしたり、自分の身体に意識を向けるワークを
したあとのお昼ご飯などは、「話をしないで食べてください。」といわれます。
外でご飯を食べる場合も、集団で出かけず、一人でしっかり食事を
味わってきてくださいね、と。
「くだらないおしゃべりで、今までしてきた内観や集中や落ち着きを
台無しにしないでください。」ということです。

たった1時間ですがこの沈黙の行の時。

私は、人見知りなので、一人で静かに食事をしてください・・といわれたら、
本当にほっとしました。
(あっ、仕事や通常の必要なコミュニケーションはちゃんとしてますよ。
もちろん、饒舌ではありませんが。(笑))

食べるものを買いに出ようと、一緒に外に出る人がいました。
その方が、’ワークルームにいられないから、外で食べる’とおっしゃるのですね。

「今日は、誰も気にしないでそこにいればいいだけなのだから
楽じゃないですか?」と思ったのですが、その方は違ったのです。
「そこに人がいるのに、しゃべらないではいられない。沈黙に耐えられない。
それならば一人で食事した方がいいの。」ということなのです。

私なら、コミュニケーションの勉強でもなく、自分には興味のない世間話の
おしゃべりの輪に加わらなければならないような状況だったら、
「ワークルームにいられないから外で食べる。」ということになります。

私は、はっ!と思い、それからすごくおかしくなりました、自分のことがです。
その方の答えが、私には思いよらないものだったからです。
(私にとっての沈黙に耐えられない状況とは違うから。)
私には、これほど楽なことはないと思えることが、他の人には、とてもとても
耐えられないことだったりするのです。(だから逆もあります。)
このお返事を聞いて、ホントに面白いと思いました。人はみな、こんなに違うんだ。
まったく自分の基準は人にはあてはまらないものなんだなと。

by aroma_amitie | 2009-11-17 08:24 | 日常のこと
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